認知行動療法とは

私は以前、適応障害になって認知行動療法(Cognitive Behavior therapy:略してCBT)で治療したことがあります。

認知行動療法って何?っていう人がほとんどだと思いますので、簡単に説明します。

 

 

認知行動療法とは

私たちの受け取り方(認知)ものの考え方に働きかけ、柔軟でバランスの良い考え方に変えていくことで、ストレスを和らげたり行動をコントロールしたりする治療法です。

 

私たちは外の出来事に対して、受け取り方が人それぞれ違います。

例えば通勤時に電車が止まったとしても、ある人は暇だから本でも読んで待つかと思うかもしれませんし、ある人は今日は学校でテストなのにどうしようと焦るかもしれません。

 

認知行動療法の基本モデル

認知の仕方によって、不安や焦りを覚えたりして心臓がどきどきすることもあるでしょう。

気分や感情、身体反応は変えようと思っても変えることは難しいですが、物事の受け止め方を変えることは訓練でできます。

そうすることでストレスを和らげたり、行動をコントロールすることができるようになろうというのが、認知行動療法です。

 

さっきの例だと 「テストに遅れるかもしれないけど、電車事故の遅延は認められるだろうから学校に連絡しておこう」と気持ちを切り替えれば、無駄に不安を覚えなくて済みます。

認知行動療法で治す考え方

私が受けていた認知行動療法は下記のものです。

 

・認知再構成法

・うつCBT

セルフエスティームCBT

・社交不安CBT

 

ここで書いた4つは、別のエントリで説明したいと思います。

 

このほかにも不眠CBTやこだわり傾向を減らすCBT、アンガーコントロールCBTなどもありますが、私は受けていないので説明できません。

 

適応障害になると自分の考え方がマイナス思考になったり、何かをしたいという欲求が減ったりして、社会生活が困難になります。

抗うつ薬を処方してもらって対応することもできますが、前向きに考えられるようになるCBTを活用することも知っていたら、何かの時に役に立つかもしれません。